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山田珠子『芒種』 – VAUCHE – Yamada Tamako

山田珠子展フライヤー表画像のみ

 

2018年5月18日(金)-6月10日(日)月曜休 12:00-18:00 入場無料

オープニングレセプション 5月18日(金)18:00 – 20:00

自身や身近な方達が生活の中で使ってきた布を基に作品を制作している山田珠子さんのテキスタイル展です。
武蔵野美術大学卒業制作の「向こうへ」(フライヤー掲載work1〜4および非掲載work5)を中心に、
兒嶋画廊の古布コレクションから選んだ素材を用いたコラージュ作品なども展示いたします。

 

 

山田珠子展フライヤー表  山田珠子展フライヤー裏

 

 

山田珠子
武蔵野美術大学テキスタイル専攻卒業、東京藝術大学修士課程在学中。
木版捺染と自然染料を基調に、アート作品やファブリックを展開。
布とその周辺・空間による、総合的な表現を目指している。

 

 

 

山田珠子と綿津見の色  兒嶋画廊 兒嶋俊郎
 
鑑賞者に紺碧の海のイメージを抱かせるという山田珠子の作品と、
自身が語る古式泳法やスクーバの話を聞いているうちに、
仏人ダイバー ジャックマイヨールの「Le Grand Blue」が即座にイメージとして浮かび上がってきた。
自らの肉体と精神をネプチューンに捧げるように、
無酸素で105mを潜った超人のヴァカントな脳を染める淡い還元色の青と、
「甕覗き」と言われる藍甕の臨終色の青といえるかぎりぎりの水青が同調するのだ。
藍の色のグラデーションの最後の色と
今はち切れんばかりのエネルギーを解き放とうとしている山田珠子の
柿渋と藍染で強固に染め上げられた作品とが対極をなすように思えるが、
意識の深いところで共振し合っているように感じる。

 

 

 
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