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古代アンデス染織展

Ancient Andean textiles

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縄文シャワー展示室展 拡大企画!!
この秋、丘の上APT/兒嶋画廊では古代アンデスの布にスポットを当てた展覧会を開催します。
紀元前後から1400年代頃の南米の染織品をご覧いただきます。

 

場所:丘の上APT/兒嶋画廊(国分寺市泉町1−5−16 TEL : 042-207-7918)
日時:2019年11月1日〜12月15日 12-18時 (月曜休)
オープニングパーティー:11月1日(金)18−20時
 

 


 

「人類、アンデスへの遥かなる旅」

 

この繊細で華麗な染織品の作家たちはどこから来たのだろうか。
最近の人類学の定説を見れば明らかだ。
世界中に散らばったホモサピエンスは皆アフリカが起源だ。
ではアフリカで生まれたホモサピエンスはどのようなルートで南米アンデスまで達したのか。
 
海を渡ったという説もあるが、私は最初のアメリカ人は陸続きだったベーリング海峡を渡ったと思う。
ベーリング海峡に達するためには寒冷な極北シベリアに適応できなければならない。
人類は2万年前には縫い針という、小さいけれども大発明によって極北に適応できるようになった。
毛皮の頭巾、ジャケット、ズボン、ブーツを密閉できるようになり、保温力が増したからだ。
 
1万5千年まえ、海は今より80メートル浅かった。現在のベーリング海峡は深さ50メートルしかない。
当時は陸続きだった。ここを最初に歩いて渡った人が最初のアメリカ人だ。
コロンブスがアメリカに到達する1万年以上前のことだ。
アラスカ、カナダ北部に残った人たちもいるが、
南下して南米に達した人たちがアンデス文明を作った。
 
一方、アメリカ・スミソニアン大学のメガー博士夫妻は、
エクアドルの太平洋沿岸のバルディビアで、日本の縄文式土器に似た土器を数多く確認した。
その一つを年代測定すると5500年前のものだったという。
土器の模様は、九州の阿高貝塚や三浦半島の田戸遺跡から出土するものと似ていた。
 
メガー博士夫妻は、ある仮説を提示した。
それは、今から約5000年前に縄文人が南米エクアドルへ、移動してきた可能性があるというものだった。
 
夢とロマンに満ちた説だが、広く認められたわけではない。

 
 

関野吉晴     (探検家・医師)

 

 


 

 

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