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アツコバルー × 兒嶋画廊「記憶の布〜BOROの世界〜展」

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会期 :2018.03.03 Sat – 04.01 Sun(火休)
開場時間 :日月/ 11:00~18:00   水木金土 / 14:00~20:00
場所 :アツコバルー arts drinks talk (東京都渋谷区松濤1-29-1-5F)
入場料 :¥500

 

渋谷松濤の “アツコバルーarts drinks talk”にて兒嶋画廊所蔵の藍染古布コレクションを展示いたします。
また、段ボール彫刻家 本濃研太さんの立体作品と香りのアーティストMAKI UEDAさんによる作品もご覧いただけます。
販売可能な古布や作品もご用意してお待ちしておりますので、ぜひお出かけください。
詳しくはアツコバルーwebsiteにて→ https://l-amusee.com/atsukobarouh/schedule/2018/0303_4583.php
アツコバルーarts drinks talk
〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-29-1 クロスロードビル5F
tel:03-6427-8048
fax:03-6427-8886
mail:ab@l-amusee.com

 

 

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詳しい行き方はこちらのリンクをご覧下さい
https://l-amusee.com/atsukobarouh/information/#map

 

 


 

兒嶋画廊の藍染古布コレクション Indigo Borocollage (インディゴボロコラージュ)

 

江戸の中期頃から木綿布が一般的にも使われるようになり、日本各地で絞りや、絣、縞、格子など
様々な技法で織り上げられ、染め上げられた布が庶民の用に供されるようになりました。
しかし、それは京阪や江戸等の都市に住む武士や商人、または近郊の裕福な農民に限られていました。
地方の海浜や山間地または僻地に暮らす常民達にとっては手の届かぬ高嶺の花だったようです。

そこで、都市部で使い古され反古となった端裂が再び集められ、
北前船や菱垣廻船等に積載され日本各地へと運ばれ、
そこから古布屋の背中に背負われて海辺や農村、山間部へと届けられました。
一反の布を購う事の出来ない貧しかった人々は
布の小片を一枚ずつ継ぎ接ぎし野良着や布団地、夜着などを家族の為に縫い上げてゆきました。
そして、それらがすり減り綻びると再び端切れで繕い修復して長い間使い続けて行きました。

一日中の過酷な労働終え一家が団らんを囲み、一つ布団にくるまりながら休んだのでしょう。
沢山の踵や膝や肘、尾骶骨や腰骨が容赦なく布の表面を削ります。
家族の歴史や記憶を刻みこむように布達は変貌し続けます。

その変化を美しい風化と捉え一幅の抽象画を楽しむように鑑賞しようと考え
藍染め襤褸のアーカイブとして公開するものです。
作られた年代や場所は不明ですが、目の前に存在する姿こそが尊いと考えます。
私たちはそれをIndigo Borocollageと名付ける事としました。

 

兒嶋画廊の藍染古布コレクションへ→ indigoborocollage
会場風景
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