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伊庭野肇 展 ABSTRACT KOKUBUNJI – Apr.1st-30th

伊庭野展フライヤー_表   伊庭野展フライヤー_裏

 

「伊庭野肇  ABSTRACT KOKUBUNJI」
会期: 2023年4月1日(土) − 4月30日(日)  12:00-18:00 (月曜休廊)

4月1日午後4時から7時まで作家を囲んでオープニングパーティーを開催します。
場所: 兒嶋画廊 (国分寺市泉町1-5-16)
問合せ: eakojima@gmail.com    tel.042-207-7918

 

Hajime Ibano -Abstract of the Good Earth in Kokubunji
April 1st – 30th, 2023  12:00-18:00 (Closed on Mondays)
Gallery Kojima
eakojima@gmail.com         landline.+81-42-207-7918

 

伊庭野さんの絵は抽象画ですが、とても温かく情緒に溢れています。
分析的ではなく、散る花が静かに降り積もる様や落葉が大地を埋め尽くすような
集積感があります。
私が小さい頃、うちから見下ろした野川の両岸に広がる田んぼの風景を思い起こさせてくれます。
春にはレンゲの花でピンク色のアキュミュレーションで埋め尽くされ、
水を引き込んだ初夏の田面は空の青をそのまま写しサファイアのように輝きます。
田植えが済んだ頃には淡い緑のベルベットに変わり、盛夏には濃い緑と強い日差しで圧倒するようなコントラストを見せます。
やがて、収穫の秋には黄金色の波となって風を受け大きくうねります。
稲が刈り取られた後の田圃の切り株はスネアドラムの心地よいリズムでビートを刻みます。
冬になると土の色が空気を引き締め、雪が降った後の田圃は石衣のように半透明なシャーベット状の氷に覆われ、
その下に春を待って息づく微生物や水棲動物の命をじっと抱いています。
この様な国分寺の「押し切り」の四季が伊庭野さんの抽象画の根底にある様な気がします。
美しい色面と音楽性に富んだ筆のタッチが作り出す、
まさにAbstract Kokubunji です。

 

 

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Snow flake 2012年 油彩/キャンバス 91.0×116.8cm

 

 

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Untitled-2 2002年 油彩/キャンバス 90.8×73.0cm

 

 

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Untitled-3 1999年 油彩/キャンバス 91.0×72.8cm

 

 

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Untitled-4 2022年 油彩/キャンバス 91.2×116.8cm

 

 

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Untitled-5 2022年 油彩/キャンバス 97.0×130.3cm

 

 

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Spring 2022年 油彩/キャンバス 112.0×145.6cm

 

 

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Untitled-7 2015年 油彩/キャンバス 91.2×116.7cm

 

 

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Untitled-8 2022年 油彩/キャンバス 145.7×97.0cm

 

 

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Untitled-9 2002年 油彩/キャンバス 135.0×94.3cm

 

 

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Untitled-10 2002年 油彩/キャンバス 90.8×73.0cm

 

 

sIBANO-11-trim-1

Untitled-11 2022年 油彩/キャンバス 138.0×197.3cm

 

 

sIBANO-12

Untitled-12 1999年 油彩/キャンバス  100.0×73.0cm

 

 

sIBANO-13右上調整

Untitled-13 2018年 油彩/キャンバス 145.5X145.5cm

 

 

sIBANO-14teim

Untitled-14   2022年 油彩/キャンバス 89.5X145.5cm